トラナビ通信
トラナビ通信
こんにちは。金子です。
数々の飲食店オープンに携わっていると、独立開業の動機や想い、どの様なお店にしていきたいかなど
様々な考えの人と出会います。今日はそんな中から、個人的にちょっとこういう人は要注意だなと思う
考え方について、3つご紹介したいと思います。
1.やたら人脈をアピールする人
「知り合いがたくさんいるから!みんな来てくれるから大丈夫!」
集客について話をした際、こう楽観的に話す人を度々見かけます。知り合いと言っても毎日毎晩、
絶えず来店してくれるわけではありませんよね。
アドバンテージにはなるかも知れませんが、安定した利益を出し続けることにはなりません。
そこはあくまで+αであって、メインとすべきは初めてのお客さん、そしてそれをどうリピーターに繋げるか。
確実性の無い、人脈に頼り過ぎた集客戦略はやめましょう。
2.宣伝広告を一切しない人
「インターネットとかよく分からないから必要ないよ!」
料理人は職人気質の方が多いので、こういう考えの人は結構見てきました。
スマホが主流となった今、必要な情報には瞬時にアクセスできる時代です。
元々知名度があったり、メディアに積極的に取り上げてもらわない限り、ネット上に情報を一切載せず、
たまたま通りがかった人や紹介だけでいきなり集客するのは無理があります。
多くの人の目にお店の情報が触れる機会を増やして、アピールしましょう。
3.人の話を聞かない人
「ずっとこのやり方でやってきたんだから口を出すな!」
世の中の仕組みや考え方は時代と共に変化します。当然客のニーズも同様です。
売上が伸び悩むお店に対して、時には世間の尺度に合わせていくことも必要なことです。
料理の見栄えを変える、セットメニューを作る、サービス券を配る等々。
自分の考えで腕を揮ってきたプライドはあるかも知れませんが、一旦置いておいてまずやってみませんか?
と声を大にして言いたいですね。素直な人が成功するのは世の常です。
いかがでしたでしょうか?もし思い当たる節のある方がいたら、
ちょっと考え直してみても良いかもしれませんね。少なくとも今より悪くなることはないはずですよ。
そうは言っても何をどうすれば良いか全然分からない!という方がいらっしゃいましたら是非お気軽にご相談ください。
こんにちは。金子です。
雨の日って、皆さんどんな印象を持たれますか?
客足も減って売り上げも落ちるなぁとネガティブに感じる方も多いと思います。
これを仕方ないと捉えて、何もしないのか。何かできることは無いかと策を講じるのか。
ここで待ちから攻めに転じられるかで売り上げも変わってくるはずです。
例えば、店舗でLINEビジネスや会員用アプリを導入しているお店であれば、
雨の日限定クーポンを配布してみたり。SNSで雨の日デーとして特別割引を告知してみたり。
できることは色々ありそうですよね。天候が悪いことを逆手に取って特別感を出すことで、
お客さんが腰を上げるきっかけになるかも知れません。
情報発信だけであれば、労力や費用をかけずに実施できますので、是非実践してみてください。
傘立ての準備や挨拶など、足元の悪い中来ていただいたことに対する配慮を忘れずに。
こんにちは。佐野雄司です。
繁盛店というのは新規のお客さんだけでは生まれません。例えば、新規開業時の物珍しさや
テレビやインフルエンサーの紹介で賑わうこともありますが、それは一時的なものです。
大切なのは、お店を何度もリピートしてくれるファンを増やすことです。
では、お店のファン(リピーター)を増やすためにはどうすれば良いか・・・
これはいたってシンプルな話です。
「印象に残ること」
これが何より重要です。料理の味や見た目、接客やお店の雰囲気、何でもそうですが、
当然良い印象の残らなかったお店にまた行ってみようとはなりません。
デートでも初対面での印象が悪ければ、2回目会ってみたいとは思いませんよね。
では、印象に残るためにはどうすれば良いかですが、
一番は、そのお客さんの期待値を超えることです。想像していたよりも良かった!とプラスで終わることができれば、
次に繋がる可能性はぐっと高くなります。
また、これはテクニック的な部分ですが、ギャップで記憶に残すというものもあります。
例えば、内外装は小汚いけど、提供する料理は絶品だとか、
見た目の怖い店主の接客がフレンドリーで笑顔が素敵などですね。
少しニュアンスは違いますが、ふと思い出したのは「振り子の法則」という言葉です。
ただ、“快”に振るよりも、“不快”に振ってから“快”に振る方が、購買意欲が上がるというやつです。
興味のある方は調べてみてください^^
共通して言えるのは、行って良かったと思ってもらえる印象・記憶をいかに植え付けられるかですので、
そういった視点で果たして自分のお店がどうなのか、見直してみるのも良いかもしれませんね。
こんにちは。佐野愛です。
世の中には便利なデジタルツールが溢れています。
皆さんは、お店を経営する上でそういったツールをどれくらい活用できているでしょうか?
無料で使えるものから、有料のものまで様々ありますが、お店を経営される方を見ていると、
余計なお金をかけたくないと、“有料“や”ランニングコスト“という言葉を毛嫌いされる方をよく見かけます。
経費を抑えることはもちろん大切ですが、経費をかけることでそれ以上の経費削減に繋がることがあるので、
全てを検討の土俵に乗せないのは違うと思っています。
直接売り上げに繋がらなくても、その便利さで効率化を図るツールが多くあります。
例えば、勤怠(シフト)管理システムでは、今まで手動や手書きで調整していたところを
システム側で自動化できるので、人的ミスを減らしたり、作業時間を大幅に短縮することができます。
セルフオーダーシステムで、お客さん自身の注文が可能になれば、スタッフの業務削減になり、
オペレーションが劇的に変わります。
ただし、こういった類のツールは売上にダイレクトに影響するように見えないので、
そういった意味でも導入に踏み込むことにメリットを感じづらい人もいる気がします。
今まで困ったことない、やり方を変えるのが面倒、良く分からないなど、ネガティブな理由は多々あるでしょう。
これは店舗経営に限った話ではなく、こういったツールを活用し、物事の効率化を進めて自身が動ける時間や
幅が広がれば、今まで及ばなかった部分に手を付けることができるようになるはずです。
その時間を売り上げに繋げるのか、顧客や従業員の満足度に繋げるのか、
何か新しいメニューを考えるのか等々はその人次第です。
最終的には売り上げに繋がる可能性も大いにありますし、
効率化により経費を削減することで利益を増やすという見方もできますよね。
是非、目先の部分で判断するのではなく、先の先まで見据えた上で
価値があるかどうかを見定めていただきたいと思います。
こんにちは。布田です。
これから開業される方、移転を検討されている方。あるエリアで出店を検討する際は、まずその地域の人の流れ、
性質などを知ることから始めましょう。自らの足で、時間帯による周辺の通行量や年齢層、実際に飲食店を見て回ったり、
入店してみるなど行うことはとても大切です。
出店している店舗でどういったお店が繁盛しているか、業種の細かい分析も行いましょう。
例えば既に周辺にある同業種であまり客入りの良くないお店があった場合に、
その“地域”で需要が無いのか、
その“お店”そのものに需要が無いのかを見極める必要があります。
前者の場合、シンプルに人気が無いお店なのか、客層に合わない業種なのかなど、出店するリスクを判断します。
後者であれば、そのお店に取って代わって地位を確立することができるチャンスではあります。
このように、出店した時に、どのような客層が見込めるか、ターゲットになるのか。
競合に打ち勝つことができるか、様々な仮説を立てた上で出店エリアを決めます。
競合店を調査する際は、何となく人の入りが良い、売れているといった感覚で判断するのではなく、
席数や料理の味、売上の予測をきちんとデータとして蓄積して分析の材料にしましょう。
それらのデータがその地域で自分がやりたいお店を出店するに値するか必ず役立つはずです。