トラナビ通信
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こんにちは。金子です。
今日は、飲食店の経営不振を改善するテクニックをひとつご紹介します。
思い切った経営戦略ではありますが、この方法で赤字からの脱却を果たした店舗も見てきていますので、
参考になればと思います。
そのテクニックとは、○○食限定やメニューの種類を限定することです。
これには多くのメリットがあります。
まず第一には、目標値を設定し易い(=計画が立て易い)ことがあげられます。他にも・・
1. 食品ロスの削減
必要な食材を必要な数だけ仕入れれば、当然ロスは無くなります。
まとめ買いではなく、当座買いという感覚を持つことがとても大切です。
2. 最低限の従業員で運営
メニューを限定すると、注文時や調理の工程が少なく済みます。
従業員の人数を増やさなくても効率の良いオペレーションで営業ができるわけです。
3. 特別感を生む
数量限定という言葉を見ると、つい飛びつく人も多いのではないでしょうか。
限定物であればきっと美味しいに違いない、今食べないともう食べられないかも知れない
などといったように思考が固まってしまうという性質が特別感を生みます。
もちろん最初から売れもしない数を出しては本末転倒ですので、
実現可能な数から始め、反響などを見ながら数を固めていく必要があります。
売り切れが続けばそれだけ話題にも繋がるでしょうから、一石二鳥です。
経費を下げることが、サービスの品質を下げることになるわけではありません。
コロナ禍で急速に普及した無人化、DX化も混雑の緩和や会計を待つ煩わしさからも解放されるなど、
恩恵を受ける人も多くいます。
経営の難易度が高いとされる飲食店ですが、環境にも働き易さにも配慮し、
長く愛され続けるお店であってほしいですね。