炭火焼鳥 利有 渋谷

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オーナー
横地 憲一
店名
炭火焼鳥 利有 渋谷
業態
炭火焼鳥
エリア
渋谷

駅前開業者の声

オーディションを通過する前はどんな生活を送っていたのですか?

「REAL SHIT(リアルシット)」というバンド名で活動していました。ライブはもちろん、CDを出したり、アメリカにツアーに行ったり等、音楽一本の人生を送っていました。
・・・その頃は、将来それで食べていければと思いながらやっていたんですが、いろいろな事情もあり、二十五歳を機にそれまでの本格的な活動は終了しました。
その後、高校時代に飲食店の経験があることから、焼鳥屋で働く毎日が始まりました。

飲食店で働いている人の95%の人が独立を夢みていると聞いたことがありますが、横地店主も独立願望がありましたか?

もともと独立はしたいと思っていました。そこで居酒屋時代にお客様として、飲食店の開業支援会社を経営されている社長さんがいらっしゃって、その会社に店の従業員として働いた後、独立してみたら?と言われたのでそこで決めたんです。
いざやってみると数字の面でかなり不安はありましたね。でも自分でやっていくうちにどんどん学びました。あとは最初のころは嫁さんの貯金を切崩しながらやっていたのでかなり嫁さんは不安にさせましたね。
開業後はなかなか売上が伸びなかったのであの時は本当に辛かったです…。でもその時期があったからこそ来店してくれるお客様一人一人に対して感謝の気持ちと、愛を持って接することが出来ました。それはお客様だけでなく従業員に対してもそうですね。初めから仕事できる人なんかいるわけないので、ちょっと出来ないアルバイトの子に教える姿勢とかも変わりました。

炭火焼鳥 利有はどのようなお店ですか?

そうですね、ひとことで言うなら、気軽でアットホームな感じですかね。かしこまって「いらっしゃいませ」よりも「どうも!」とか、「何しに来たの?」みたいな(笑)そういった雰囲気を心地よく、スペシャルに感じてもらって、次々に繋がっていくのかなと思ってやっています。こう見えても、人当たりが良いのが得してるかな。今は6、7割が常連さんです。でも、常連さんは常連さん、新規のお客さんはお客さんで偏らないように、どんな人も居心地よくいてもらえるように、うまく調整しています。特別な接客術みたいなものはありません。ただ、人を愛しているだけです(笑)お客さんが好きだから。それに尽きます。いろんなお客さんがいますが、どんな時でも百パーセント全力でやっているだけです。

職人と経営者の両立で悩むことはないですか?

手頃な価格のものを工夫して手を加えれば、その分利益も出る。食材の値段を気にするようになったのは経営者の目線ですかね。経営者として、数字を追及する面白さってあると思うんだけど、それだけだとつまらないし、疲れちゃう。職人はこの食材使いたいのに、使わせてもらえないなんてよくありますよね。でも、やっぱりどっちの立場も大事ですから、今は自分の中で試行錯誤して、逆に楽しむようにしています。どっちかと言うなら、自分は職人寄りかもしれません。でも、やっぱり百パーセント職人ってほどの職人でもないかな・・・それよりも表現者で。EXILEでいうところのパフォーマーです!トータルで数字に表わす表現とか、付加価値を付けて、お客さんを喜ばせる料理と時間を提供する表現とか・・・そういった意味でのパフォーマンスをするのが自分の役割だと思っています。だからこそ、接客も料理もフェイクじゃダメなんです。本気で本物=リアルじゃないと。お客さんはわかりますからね。

店名の「利有」の由来はそこからですか?

あ、やっと気づきました?(笑)そうです、バンド名からとった「REAL」と、常に本物を追求するという意味での「リアル」です。実は独立した時の店名だけは昔から決めていたんですよ。それで、実際のオープンの時に、漢字にしたらどうなるかなって考えてつけたのが「利有」。お客さんにとって利の有る店であるように。お客さんに利が有れば、まわり回って自分たちにも利が有る。想いも意味も深いです。

最後に今後の展望を教えてください。

展望は、まだありません。まずは自分にとって転機となった、この環境とチャンスを与えてくれた人と人との繋がりや縁にあらためて感謝です。昔から応援してくれている仲間はもちろん、共に働き支えてくれている従業員と嫁にも感謝しています。2店舗目はまだ考えていません。お客さんの顔が見えなくなっちゃうから。将来、年をとったら誰かに任せたくなっちゃうかもしれないですけど。近々楽しみにしているのは、音楽仲間の企画のイベントに出ることです。歌って、焼いて!それから、来年は「フジロック」に出店するかも・・・です(笑)
音楽も飲食も有名なイベントや一等地でやればたくさんのお客さんに披露できます。小さいところや地元でやるよりは、すごくジャッジされやすいけど、その分、自分自身がつかめるチャンスも大きいですからね。楽しみながらいろんなことにチャレンジしていかないともったいないです!

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